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銀河ヒッチハイク・ガイド




【DON`T PANIC!】
(パニクるな!)


銀河ヒッチハイク・ガイド』はダグラス・アダムスの古典名作SFコメディである。
元はイギリスで放送されたラジオドラマで、好評だったため脚本であったD・アダムスが小説にしたのが本書となっている。奇しくも刊行は1979年であり、僕の敬愛する神林長平の『戦闘妖精・雪風』と同じ年である。
(また、映画『エイリアン』も79年である。この数字には大いなる意思があるのやも――)

古典的名作、というよりは長く愛されている作品である。
コメディ作品だが、笑いは風化してはいない。今読んでも、やばい。
はっきり言おう、この作家は相当やヴぁい。イカれてるとしか思えない作品だった。今までこの作品を知らなかった人生のフィルム1コマ1コマずつに恥という言葉を刻んでしまいたい。いや、そこまで人生否定するもんではない。
なんというか――発想がめちゃくちゃなのだ。もう伏線とか、重厚な設定とか、そういうものを一応は下地にはしているのだろうけど、それを腹に収めたあと30回ほど前転し、程よく脳がまわったあと、腹を思いっきり殴って原稿用紙の上にぶちまけたのがこの作品だ。いや、そこまで汚くはないが。
物語としても突飛すぎて、正直あらすじを書いても理解不能だと思う。
というか話の本筋より、その周りに散らばってるデティールが見事なのだ。ひどい笑いの要素をこれでもかと詰め込んでいる。
もし飲み会の席が嫌なサラリーマンな現代人がいたら、本書を取るべきだ。少なくとも上司の嫌味を聞くよりもずっと醜悪な、それでいて高度に磨かれたジョークが待っている。
タイトルにある【銀河ヒッチハイク・ガイド】なるものは、物語に登場するベストセラー本なのだが、その内容がすさまじい。人類には理解不能だし、これを書いたD・アダムスなる男もきっと人類ではない。本書に出てくる人類より高度な知性を持った二種の生き物のどっちかだ。僕は2位のほうだと思う。

あと、この本をご存知の年季の入ったファンの方なら重々承知だろうと思うが、本書は名言の宝庫である。
いい作品とは、名言が数多く登場するものだ。本書も実にユーモラスで使いやすい、それでいて一般の人には理解不能な名言がたくさん登場する。
さあ、まずはこの本を取り、汎銀河ガラガラドッカンを片手に声高に宣言しようではないか。

――さようなら、いままで魚をありがとう!
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テーマ : 読書感想文
ジャンル : 小説・文学

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