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神林長平トークショー


トークショー行ってまいりました。
場所は青山ブックセンター。会場に到着したのは12時ごろでしたがすでに店内にはファンらしき人影がちらほら。
どうやら書店側は想定外の盛り上がりだったようで、整列を早めに行うことに。
うれしいことに満員御礼。今年流行のインフルエンザのために消毒を徹底させられました。
自分はかなり早い番号の整理券を入手。会場は薄暗い雰囲気。

最初に円城塔 桜坂洋 辻村深月の三名の作家をお呼びしてのトークショー。
それぞれのSFマガジンでのエッセイ(今月号は神林特集)で取り上げた一作品についてのお話や、神林作品との出会い、自分に出ている神林の影響、先生への質問などをトークしました。
トークで印象に残ったのは桜坂氏の友人の話や、『敵は海賊・短編篇』のあとがきを受けての独自のアプロ論。中学時代に雪風を作品内容ではなくスペックで友人と語リあった思い出を七胴落としと絡めるといった内容で、明るい七胴落としという見方もあるのかもしれないと変に考えさせられた。トーク自体はそこまでディープな内容ではなかったのだが。

ここでちょっとした発表があり、なんと11月発売に向けて『神林長平トリビュート』なるものを製作中とのこと。
どうやら神林先生の作品を各々がひとつ取り上げて短編集を作るとのこと。
円城塔氏は『死して咲く花、実のある夢』。
桜坂洋氏は『狐と踊れ』。
辻村深月氏はご自身のNo.1作品だという『七胴落とし』。
これ以外にも掛け合っているようで、なかなかバラエティに富んだ作品集になりそう。

休憩を挟んでトークショー第二部へ。
ここでわれらの神林先生登場。今回は柄物のプリントの緑のTシャツにGパン、ヒールのちょっと高い靴を履いておられました。
マイクのスイッチの入れ忘れなどお茶目な一面を見せつつトーク開始。第一部で三人が先生への質問を考えて出していたのだが、どうやら神林先生は第一部のときに後ろで見ていた御様子。

以下が質問と回答の簡単な雑記。
(筆者のメモと記憶を頼りに構成していますので、実際の内容との違いや、言語化の際に障害が起こる可能性を考慮にいれてね)


Q.ご自身の作品から影響を受けた作家たち(神林チルドレン)について
A.作家としてこのような喜びがあったのは予想していなかった、驚いている。
  望外の喜びである。

Q.自分たち(円城氏・桜坂氏・辻村氏)の最初の印象や出会いなど
A.円城氏と桜坂氏の作品はまず帯のコメントから。実は円城氏の作品はまだ読んでいない(笑)。
辻村氏の作品は一気に読んだ。自分は順序よく文章を読むのが苦手なのだが(ミステリーはそのルーチンの仕様で順番に読まないと意味がないこともあるが)。

Q.30周年について
A.人間は50年と考えていて、自分はもうおじいちゃんのつもり。
50歳に書いたのが『膚の下』。あれが自分の総括でありそれ以降の作品は余生、のんびりと書いている。
(『膚の下』は機械知性のバイブルになってほしい。自分は人を救う文章は書けないし、ずれた人間だという自覚もあるから、そっち側なのかも。また、自分は自分の創造したキャラクターを救うために話を書いている)

Q.『膚の下』という作品
ケイジは自分なのかもしれない。

Q.トレンディドラマは見ますか?(神林作品との出会いで見れなくなった辻村氏)
テレビはつけっぱなしなので常時写っているものは自然と見る。

Q.雪風という名前、ネーミングセンス
神林同盟の会報にも一筆書いたが、今語るのとは違うものになるかもしれない(笑)
駆逐艦・雪風のイメージもあるが、新潟出身者なので雪の冷たさの印象が強い。
(余談だが『フェアリィ・冬』の第一稿を送ったときの編集部の反応は「もっと寒くしろ」だった)
あとは漢字の形やニュアンス。

Q.では戦闘妖精は?
雪風の当初のイメージはメカ物の作品だった。自分は戦闘機に人殺しをさせたくなかったので、ジャムを敵にした。妖精を選んだのはファンタジーにしたかった。もともとの雪風のタイトルは『戦闘妖精』だけだった。

Q.30年続けるコツ
一作品一作品書き上げた結果にすぎない、常に綱渡りだった。
早川が小さくてよかった(笑)
早川さんの出版システムが肌にあった。

Q.『敵は海賊・短編篇』のあとがきについて
正直時間がなかった。エピグラフも誰かに解説を頼む時間がなく、ページ数が偶数で中途半端で寂しかったので書いた。けっこういいかげんな内容。

Q.ジャムとは?(客席質問)
当然最初のころからは変化している。今はとにかく『わけのわからないもの』、『あらざるもの』。
あらざるもの』であるがゆえに成立する。しかし、それは解決しなければならない。
じゃまもの。
トラフィックジャム。
べたべたしたイメージ。
邪夢?
長期連載になると思ってなかったのでいいかげんな名前です。


と、貴重な意見を多数いただきました。
最後にはサイン会で、既刊本から一冊購入してサインしてもらいました。
ちょうど持っていなかった『過負荷都市』を買い、いざサインへ。

20090906

まさかのサイン会のない日のサイン本誕生。
先生まさかの書き損じです、お疲れだったのでしょう。
これはこれで、いい。

先生のお言葉で一番勇気をもらったのは、自分の作品をどう受け止めてもらってもかまわないという言葉でしょうか。二次創作に手を出している人間としては非常に心強いお言葉です。
(零とブッカーのBL本のことも話してましたね)
今後の活躍、そして先生のお言葉から出た十年間執筆のとまっている新作長編・敵は海賊が実に楽しみです。
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