スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

明日に向かって撃てども楽にならず

ロボット愛好家を自称するならば、ガンダムが登場以前のロボットの決定的な違いを述べるのは簡単であろう。
それは、ガンダムがミリタリーの要素を取り入れたことで、ロボットが世界で生産されている"兵器"であることが強調されたことに他ならない。
然るに、ロボット愛好家であるならば現実世界での兵器のあり方を考えるべきだと思い、今回はいくつかの銃の資料本を注文した。

ぶっちゃけていうと、以前感想を掲載した『深夜プラス1』において主人公が愛用するマウザー、もといモーゼルC96がどのような銃なのか気になったのが事の発端である。
この作品は小説としてはかなりマニアックな銃描写が行われており、フランス・レジスタンス出身の主人公が過去を回帰する描写では、銃にすがる生き様の空しさが、ステンガンやモーゼルによって描かれている。どちらもレジスタンス時代に彼が多く目にした銃であり、彼は同じレジスタンス出身の男と相対することになるのだ。
そもそも映画に多く登場する銃だが、その操作、機構を詳しく知る機会がいままでなかった。加えて自分の作品で銃と登場させようと思えば、知識が必要だと感じたことは大きかった。

Amazonでいくつかの資料本を調べ、これだと思うものを注文し、軽く目を通した。
3冊購入したのだが、そのどれもが大当たりといえるものだったので掲載したい。



GUN FACT BOOK』は米国の全米ライフル協会(NRA)から発行された"手引書"であり、長きにわたって読まれた名著である、と序文には記されている。
Amazonでの和名通り、銃のあり方や基礎知識、構造、撃ち方、弾丸、弾道学、ありとあらゆる銃に関する知恵が詰まっている。
ただ、銃を学ぶ学術書のようなものではなく、辞典のように知識がまとめられた書籍といった印象がある。しかし、収録されている内容は銃の周囲背景を知るには十分必要ななものがつまっており、資料として所持する価値の高い一冊に違いない。
つまり、本書と併用して読むような書籍があることが望ましい。



『GUN FACT BOOK』が知恵袋なら、主役である銃の種類内容を解説した本をもつ必要がある。
となると、この『ヒーローたちのGUN図鑑』は大当たりといってもいい。
タイトルどおり、漫画や映画の人物が使う銃が紹介された本……。
そう思われがちだが、正しくは"フルカラー写真つき世界の銃図鑑(銃が活躍した映画の解説もあるよ!)"であるべきだろう。
本書は漫画本サイズながら約250ページを見開きで一丁ずつ銃を解説しており、銃のスペックやエピソードを交えた解説が、簡単ながらも簡潔丁寧に載せられている。
巻末では銃弾の構造などの情報も載せられており、本書だけでも銃を理解する資料として十分である。
また、肝心のヒーローたちだが、これも一丁ずつほとんど作品被りなしで、どのような場面で使われたかを写真つきで掲載。また、作品自体の解説も載っている。
そして、この登場する作品の幅がとても広いのだ。
特筆すべきは、この内容で価格が600円という点である。破格の内容といってもいい。
ほんの少しでも興味があるなら、買って損がない一冊だ。

神林長平の著作、『膚の下』は人類の代わりを果たすべく作られた人造人間の話であるが、本作において重要なテーマとして語られる言葉がある。
『われらはおまえたちを創った。おまえたちはなにを創るのか』
本作において創造は、ただ作りたかったから作り、その責任を果たすことはないことが描かれている。
ドキュメンタリー『撃つためのデザイン』では、銃に携わった技術者の多くが、自身の技術を証明したかったがために銃を生み出したとされている。
銃は確かに武器ではあるが、歴史上のあり方、現代での銃の使われ方を考え直すことは、世界の動きを知る重要な手がかりになるに違いない。
そして、銃の動作機構、歴史に魅力を感じてしまうのは、やはり人類の知恵と技術がそこの詰まっているからなのだろう。
今回紹介した二冊は、その手助けをするに十分な役割を果たしてくれる頼もしい存在である。
スポンサーサイト

テーマ : 日記
ジャンル : 日記

プロフィール

そくろ

Author:そくろ
ホームページはこちら


Powered by ついめ~じ

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。