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限界ギリギリゲンカイザーSRC公開

2005年12月2日。
筆者がこうして創作の道を進み続けている原動力――転機とも言えるそれに出会ったのは、本シナリオを更新した日のように寒い日のことであった。

その名は『限界ギリギリゲンカイザー』。
ぼくの かんがえた ロボット』という某所のスレでそのロボットは誕生した。
初めはほんの数行のみの存在だったそれに、僕はストーリーを書き上げたのであった。
公開されたSSはうれしいことに好評をもらい、最終回までの数話を書き終えた今でも外伝的な物語を継続して投稿させてもらっている。
そう、このロボットがあったおかげで今でも創作道を歩んでいるといっても過言ではないのだ。
そして5年の歳月を経て、ついにこのゲンカイザーへの"恩返し"をするときがきたのだ。

SRCシナリオの新作『限界ギリギリゲンカイザーSRC』はこういった経緯で誕生した。
もともとのストーリーを捻じ曲げず、新たに再編してゲーム化することはSRCを始めた当初から考えていたことで、最初のシナリオ『スーパーぼくロボ大戦』は評価自体はひどくなかったものの、基本的なシステム周りの知識で挫折する。
BGeneration』では逆に斬新さを強調しすぎたがために、モチベーションを維持できずに停止となってしまった。
仏の顔も三度までというが、今回の『ゲンカイザーSRC』は安定した基盤を作ることを念頭に、まずは最後まで突っ走れるよう無理のない要素を盛り込んだつもりである。
ハイスコアを競うシステムは『ランニングオブザデッド』からのノウハウを吸収し、ストーリーは『スーパーロボット大戦Jam』とは間逆に、王道を意識して構成している。
素材収集に関しても今回は欲張らず、現状得られるもので最高の仕様を目指そうと考えた上で作ることにした。

まさに再燃した本作がどこまで行けるか自分でもいろいろ楽しみである。
ぼくロボスレの有志、並びにゲンカイザー原案者には心より感謝したい。
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テーマ : ゲーム製作 関連
ジャンル : ゲーム

幸運の25セント硬貨



『幸運の25セント硬貨』とは、ホラーの大御所スティーブン・キングの短編小説集である。
新潮社から発売された本書は、多彩な作品内容さながら、それぞれの章に別々の翻訳者がついており、複雑な色彩を帯びた魅力的な一冊となっている。

『なにもかもが究極的』――浅倉久志
『L・Tのペットに関する御高説』――風間賢二
『道路ウイルスは北にむかう』――白石朗
『ゴーサム・カフェで昼食を』――白石朗
『例のあの感覚、フランス語でしか言えないあの感覚』――池田真紀子
『一四〇八号室』――風間賢二
『幸運の25セント硬貨』――池田真紀子

スティーブン・キングを読むのは初めてだったので、本書の頭に来る『なにもかもが究極的』から次の『L・Tのペットに関する御高説』までの流れには些か頭を悩ませた。何せ"オチ"のようなものが存在しない話が最初に来られると、今後一切の作品に対して不安を感じずにはいられない。読み進めたところで真実にたどり着かない物語を読まされる、と分かっているのは辛いものがある。
幸い、その後の物語の数々は(見事とまでは言わないが幽霊話らしい)"オチ"が用意され、気味の悪い読後感を持って本書を閉じることができたが、そうなって初めて最初の二篇の味わい深さを垣間見た気がする。
なにもかもが究極的』――若者時代の言葉では例えようのない魅力的な高揚感を表現した、あまりに曖昧なその単語自体が、この物語が綱渡り的刹那の上に成り立っていることを表現しているような気がして、大変関心させられた。行き当たりばったり、重圧からの逃避、それらを成す大いなる成功の鍵――『なにもかもが究極的』なそれを何の疑いもなく手にする恐怖。無知な若者を吊り上げる狡猾な大人の醜さを描いている。
続く『L・Tのペットに関する御高説』もまた真相の見えぬまま終焉する短編なのだが、これは登場人物の語り口から漂う、不気味な雰囲気に取り込まれてしまった。最後まで事件そのものが起こったことさえ大っぴらには表現されない。事件の当事者が、自分の幸せだったころを語るだけで――その哀れな姿だけで、事件の恐ろしさを表現するのには十分だ。
幽霊物の『道路ウイルスは北にむかう』や、サイコなサスペンスを描いた『ゴーサム・カフェで昼食を』もまた魅力的な話だが、最初の二篇に比べれば直裁な表現の恐怖でしかない。もっとも、この二篇もまた身も凍るような恐怖の出来事を見事に描いているが。

全体を通して、スティーブン・キングという男の凄みを感じるには大変いい一冊だと感じた。
本書には一篇ごとに、最初にキング自身の解説を載せており、それを頭に入れることで物語への導入をスムーズにする役割を果たしている。これが初心者には大変ありがたかった。また読み返すことで、加えてこの解説が作品の深い部分までも理解する手助けをしてくれるだろう。

長編を読む時間や体力がなくとも、キングに触れてみたい方にはオススメできる一冊だ。
もしくは日常では出会えないサイコやホラーを求める現代人に。

テーマ : 読書感想文
ジャンル : 小説・文学

時の異邦人

先日、脚本家として尽力した首藤剛志氏がくも膜下出血で急逝されました。
また、その翌日には声優やラジオDJとして多くの活躍をした、野沢那智氏も亡くなられました。
両名とも、アニメ界ではまだいなくなるには早い、非常に残念な出来事となりました。

特に、今年は二次創作のために首藤作品である『戦国魔神ゴーショーグン』のノベライズ版などを入手し読んでいただけに、この訃報は自分には大変ショックでした。
首藤氏の作品の中でもたいへん人気のある作品であり、自身もまだ『完結作』を思案中だったとのことです。ついこの前も、『スーパーロボット大戦NEO』でのインタビューではこのように述べていました。

『ゴーショーグン』はその後、小説化され――ロボットなしで――実はまだ終わっていません。
最終回はほとんどできていますが、なんとかエンドマークを出したいと思っています。


これまた不思議なことに、この『スーパーロボット大戦NEO』では野沢氏も参加されていて、たいへん充実したゲーム作品となったのが記憶に新しいところです。

ご冥福をお祈りします。

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ジャンル : 日記

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